コヴィアでは「まとめてクラウドPBX」という中小企業用途に適したIP-PBXサービスを提供しています。これはコスパの高い固定IP電話機や、スマホにソフトフォン入れて内線化するなど端末を自由に選べるものです。FLEAZ Queは法人用途向けに最適化されたスマホですが、これにフリーソフトのSIPフォンである「CSipSimple」を利用する手順をご紹介します。無償ソフトでありながら、Wi-Fiと3G/LTE環境でコーデックを変更することも可能で、有料ソフトに引けを取らない満足感が得られます。
CSipSimpleダウンロード
Google Play ストアから無償でダウンロードできます。
初期設定
起動すると、簡易設定メニューが表示されます。
モバイルデータ通信(SIMを使った携帯通信)でも使用する場合は、ここにチェックを入れて、設定を保存します。Wi-Fi環境のみでお使いの場合は不要です。
アカウント登録
「アカウントを追加」をタップします。
ウィザードを選択
画面下にスクロールし「Basic」を選択しまします。
アカウント情報入力
アカウント情報を入力すると通信できるようになります。アカウント名は、識別のためだけなので任意です。「ユーザー名」「サーバ」「パスワード」を入力し「保存」をタップしてください。
正しく入力できると「登録済み」で緑色になります。
ここで「◁」をタップすると、ダイヤル画面に移行します。
コーデック設定
ソフトフォンを安定的に利用するにはコーデックの設定が必要です。ダイヤル画面の右下の3点ドットから設定を選択し、コーデックの設定をします。
右上の3点ドットをタップし、設定を選択します。
上級者モードへ移行します。
メディアを選択
コーデックの設定
”メディア”を選択します。帯域別のコーデック優先にチェックがある事を確認してください。
通信が「早い」と「遅い」のそれぞれの場合に、利用されるコーデックを選択します。
「早い」場合はPCMU 8Khzが優先選択されるように最上位に移動します。PCMUはG.711 uLawコーデックです。
「遅い」場合はGSM 8Khzが優先選択されるように最上位に移動します。
コーデック毎の接続帯域タイプ設定
Wi-Fi利用時と、3G利用時の帯域タイプを選択します。一般的にはWi-Fi利用時は「早い」、3G利用時は「遅い」を選択します。Wi-Fi環境でも帯域が十分出ない場合は、「遅い」を選択してください。
電話を掛ける
登録に成功すると電話の発着信ができます。